今年の夏休み、我が家は宿泊を伴う旅行や大きな遠出の予定はありません。
理由はいくつかあります。主人が2週間以上の長期出張で不在、私自身も週1〜2回の国内出張があり、家族全員がそろう日がほとんどないこと。
さらに、復職してまだ間もないこともあって、長期休暇を旅行のために取るのは少し気が引けました。
ここ数年、旅行から遠ざかっていた理由
振り返ると、長男が年長の秋に私が妊娠し、その後すぐ下の子が生まれたため、卒園旅行のようなものも行けず。去年の夏も下の子がまだ赤ちゃんで、旅行は見送り。
気づけば、ここ数年は“お泊まり旅行”から遠ざかっていました。
友達との旅行話を聞くと、少し感じる「体験格差」
長男のお友達は、国内旅行はもちろん、中には海外旅行に行く子もちらほら。
そんな話を聞くと、やっぱり「体験格差」という言葉が頭をよぎります。
でも息子は…
ところが長男は「旅行に行きたい」とも、「○○くんはどこどこに行ったって」とも全く言いません。
休みの日はスカイツリーやチームラボなど、それなりに出費を伴うお出かけもしていますが、彼が夏休み前半の絵日記に選んだテーマは——
「児童館で友達とやっためんこづくり!」
本人いわく「めちゃくちゃ楽しかった!」そうです。
ほかにも友達と遊んだベイブレードやポケカ、町内を自転車で目的地もなくぶらぶら走ったことなど、親が企画したわけでもない遊びが、彼にとっては特別な思い出になっていました。
子ども同士の時間も、立派な“体験”
親としては、一緒に過ごせなかったことに少し寂しさもあります。
でも、子ども同士で夢中になって遊ぶ時間も、旅行に負けない大切な体験。
そう思うと、今年の「遠出なしの夏」も悪くないな、と感じています。